天草を煮る水の量や火加減の具合はまさに職人技。伝統の知恵とタイミングを見極める勘が重要です。短時間で煮えてしまう現代的な圧力釜ではなく、昔ながらの開放釜で時間をかけてじっくりと抽出します。抽出した液を目の細かい布で慎重にかつ素早く濾し、今では珍しいこだわりの木製の型に手作業で静かに流します。濾した液は、
贅沢に香りの上品な一番搾りのみ使います。熱気が充満した中での困難な作業は機敏さと根気が必要。汗を流して丁寧につくることが、おいしさを極めた結果なのです。手間ひまをかけ伝統の技を生かし、最高の材料でさらなるおいしさを追求しています。